一人暮らしの初期費用

一人暮らしの
初期費用まるごと計算

敷金・礼金から引越し代まで、最初に出ていくお金を1本の合計にします。

初期費用は、ふつう「家賃の4〜6か月分」のように1つの数字で語られます。ところが中身は、支払先の違う3種類が混ざったものです。混ざったままだと、どこを見直せるのかが決まりません。

  • 仲介業者に払う分|国土交通大臣の告示で上限が決まっている、唯一の枠です。金額の根拠を法令で確かめられます。
  • 貸主に払う分|法定の上限はありません。契約条件に合意するかどうかで決まるので、効くのは合意する前だけです。
  • 自分で選んだ相手に払う分|引越し・家具家電・回線。相見積もりと時期で動きます。

最初に出ていくお金の合計

523,000(家賃と共益費70,000円の7.5か月分)

  • 仲介業者71,500円
  • 貸主271,500円
  • 自分で選ぶ180,000円

契約するときに払う分

343,000円

仲介業者と貸主に払う分です。ふつうは契約日までに、まとめて振り込みます。

引越しと、暮らしの準備の分

180,000円

相手を自分で選べる分です。ここだけは、入居してから買い足す形にもできます。

部屋のこと

仲介業者に払う分

貸主に払う分

自分で選んだ相手に払う分

初めから入っている数字は、相場ではありません。入力を始められるようにするための、ただの出発点です。敷金・礼金・仲介手数料の1か月分だけは、国の調査で最も多い月数だと確かめられています。それ以外の項目には、全国の相場を出している公的な統計がありません。見積書が手元にあるなら、そちらの金額に置き換えてください。

仲介手数料が、告示の上限に収まっているか

71,500円は、告示の上限(家賃の1.1か月分=71,500円)の中に収まっています。ただし、住むための建物では、借主から35,750円(家賃の0.55か月分)を超えて受け取るには、媒介の依頼を受けるにあたって借主の承諾を得ていることが必要とされています。 承諾したおぼえがなければ、そこは聞いていい場所です。

根拠|国土交通省 宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額(昭和45年建設省告示第1552号)第四条文の中身を読む

内訳(支払先ごとに分けたもの)

仲介業者に払う

71,500円

国土交通大臣の告示で上限が決まっている枠。ここだけは法令で確かめられます。

貸主に払う(貸主が契約条件にしたものを含む)

271,500円

法定の上限はありません。貸主が出した条件に合意したかどうかで決まります。

自分で選んだ相手に払う

180,000円

相手を自分で決められる枠。相見積もりと時期で金額が動きます。

  • 引越し代50,000円荷物の量・距離・時期で決まる出どころ|引越し料金の全国相場を出している公的統計はありません。複数社の見積書の金額で置き換えてください。
  • 家具・家電100,000円そろえるものと新品か中古かで決まる出どころ|何を買うかで変わるので、相場という数字は置きません。
  • ネット回線の初期費用0円工事費・事務手数料。物件に回線が入っていれば0円のことも出どころ|契約する回線で変わるので、相場という数字は置きません。
  • 日用品・カーテン・照明30,000円入居してすぐ要るもの出どころ|何を買うかで変わるので、相場という数字は置きません。

それぞれの項目が何なのか、契約する前に何を聞けばいいのかは内訳ずかんにまとめてあります。

それぞれの項目は、何のお金か

誰に払うのか、その金額の根拠がどこにあるのか、契約する前に何を聞けばいいのかを、項目ごとにまとめてあります。

よくある質問

一人暮らしの初期費用は、家賃の何か月分ですか。

何か月分になるかは、敷金と礼金があるか、引越しに何円かけるか、家具家電をどこまで買うかで大きく変わります。当サイトは「家賃の◯か月分」という一つの数字を先に置かず、あなたが入れた条件から合計を出し、その結果が家賃の何か月分にあたるかを表示します。国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査では、三大都市圏の民間賃貸住宅に入居した世帯のうち、敷金・保証金があった世帯は57.7%、礼金があった世帯は42.6%、仲介手数料があった世帯は44.2%でした。どれも「必ずある」ものではありません。

初期費用の中で、値切れるのはどれですか。

支払先によって、できることが違います。仲介業者に払う仲介手数料には、国土交通大臣の告示が定めた上限があるので、金額の根拠を法令で確かめられます。貸主に払う敷金・礼金・鍵交換代などには法定の上限がなく、契約条件として提示されたものに合意するかどうかで決まります。国土交通省の相談対応事例集は、契約条件として提示され、それに合意した場合には支払う必要がある、という形で繰り返し答えています。つまり効くのは合意する前で、請求書を受け取ってからではありません。引越し代や家具家電は相手を自分で選べるので、相見積もりで動きます。

契約時の請求書が思ったより高いのですが、余分に取られていませんか。

月の途中に入居すると、その月の日割り家賃に加えて、翌月分の家賃を前払いする契約が一般的です。家賃のおよそ2か月分が最初に出ていくので高く見えますが、これは余分な請求ではなく、支払う時期が前にずれているだけです。日割りの計算方法は、国土交通省の賃貸住宅標準契約書では1か月を30日として計算することになっています。

仲介手数料が家賃の1.1か月分と言われました。高くないですか。

告示の上限そのものが、貸主と借主から受け取る合計で借賃の1.1か月分です。したがって1.1か月分という金額自体は上限の範囲内です。ただし住むための建物では、媒介の依頼を受けるにあたって依頼者の承諾を得ている場合を除き、一方から受け取れるのは0.55か月分までとされています。承諾したおぼえがないのに0.55か月分を超えているなら、そこは根拠を聞いていい場所です。

単身パックを使う予定です。ふつうの引越しと何が違いますか。

ロールボックスパレット等の容器単位で価格が決まっている単身者向けの引越サービスについては、標準引越運送約款によらない旨を業者があらかじめ告知した場合、この約款は適用されません。見積書の交付やキャンセル料の割合が、国土交通省が定めたとおりとは限らないということです。申し込む前に、その見積りが標準引越運送約款によるものかを確かめてください。

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